嘔吐
猫は異物を飲み込んだときや、食べ過ぎたときなどに嘔吐することがあります。また、草を食べて胃の中を清潔にするために吐く場合もあります。
食欲があり、排尿排便も正常なら心配はいりませんが、嘔吐が続いたり、元気がなかったりといった場合は受診をお勧めします。
考えられる病気
胃炎、腸炎、膵炎、肝不全、腎不全、猫伝染性腹膜炎、ウイルス性感染症、巨大食道症、腸閉塞、横隔膜ヘルニアなど
目の異常
まぶたの腫れ、眼球の変色がある場合は、ケガや病気の可能性があります。猫同士のケンカで目を負傷することがあり、二次感染や失明を防ぐためにも適切な手当てが必要です。
外傷や老化によって病気が進行することもありますので、異常があるときは早めに受診しましょう。
考えられる病気
怪我、結膜炎、角膜炎、白内障、緑内障、猫白血病ウイルス感染症など
発熱
猫の平熱は37.5~39度くらいです。触ってみて足先や耳などが熱いときや、元気がないときは、体温を測ってみてください。
ウイルス感染症の場合は、熱と一緒に鼻水や涙が出ます。39.5度以上の高熱が続き、ぐったりしているときは早めに受診しましょう。
考えられる病気
気管支炎、肺炎、咽頭炎、ウイルス性呼吸器感染症、猫伝染性腹膜炎、細菌感染症内部寄生虫、リンパ腫など
血尿
尿に血液が混ざっていたり(色調が赤っぽい)、トイレに頻繁に出入りしたり、性器の周辺をしきりに舐めたりしているときは、泌尿器系疾患の可能性があります。
特にオスは尿道が長く細いため、尿道閉塞を起こしやすく、処置が遅れると急性腎不全になり命に関わる緊急疾患となります。
考えられる病気
尿道結石、尿管結石、膀胱炎、膀胱の腫瘍など